協働ロボットとリスクアセスメント
協働ロボットとは?
産業用ロボットは1969年 川崎重工業が日本国産ロボット第1号「ユニメート2000型」を製造・販売してから、主に自動車を製造するような大きなロボットシステムが牽引し、安全を確保するために安全柵などが設置され、人の作業空間とロボットシステムは分離されてきました。
しかし、ロボットが高度化し、小型化することで、役割も多様化し、人と同じ作業空間で協働できる協働ロボットが誕生しました。
協働ロボットの安全規格要求
国内の規制において、従来、使用されているモータの定格出力が80Wを超える産業用ロボットは、柵または囲いの設置で、人の作業空間を隔離することが必要であった。
その後、2013年12月の規制緩和により「ISO10218-1/-2:2011」により、設計、製作及び、設置された産業用ロボットが、その使用条件に基づき適切に使用するならば、柵、又は囲いの設置をしなくても良くなったが、ロボットシステム構築の安全性は大きな課題であり、リスクアセスメントを行い、許容不可能なリスクを低減する方策を検討し、適用することが労働安全規制150条の4で要求されている。
HCIの協働ロボットシステム
HCIは様々なメーカーの産業用ロボット・協働ロボットを業界屈指の台数で保有しており、社内のロボットシステムインテグレータがその性能を熟知していることで、用途や目的からメリット・デメリットを鑑みて、リスクアセスメントを行い、残留リスクの提示と共に最適な協働ロボットシステムを提案しています。